産直センター紹介
人と環境にやさしい環境保全型農業に取り組む45人の生産者集団です
EM農法を土づくりの基本とし、(EMぼかしを共同作業でつくり全生産者に配布)優良な有機質肥料を共同購入
可能な限り減化学農薬・減化学肥料栽培を行い、安全で美味しい農作物を生産しております。
さらに栄養バランスが取れ、放射能のデトックス力もあるミネラル栽培を行っています。
なお、第三者機関の評価を得る為「茨城県特別栽培認証制度」を活用しております。認定品目を積極的に増やし
野菜18品目延べ42名、米は全生産者取得しております。(2012年度)
安全性を確保する為に、農薬残留検査、放射能検査を実施しております。昨年からGAP(生産工程管理)にも取り組み総合的な安全衛生対策を進めております。
1990年:生産者正組合員13人で創設 阿見有機農産物供給センター
2002年:法人化生産者32名、準組合員18名 農事組合・いばらき県南阿見産直センター
2013年:生産者正組合員45名、準組合員31名
沿革
1990年 | 生産者13名で設立 宅配野菜ボックス販売開始 |
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1991年 | いばらきコープ牛久店に供給開始 消費者交流・体験農業開始 |
1994年 | 直売所開設 |
1995年 | アイエフ竜ケ崎店に供給開始 |
1996年 | グリーンボックス供給開始 阿見町学校給食センター供給開始 |
1997年 | いばらきコープ共同購入事業への供給開始 |
2000年 | 茨城県内7産地共販会社「茨城ふるさと産直ネットワーク」を設立 |
2002年 | 新法人「農事組合法人・いばらき県南阿見産直センター」設立 |
2006年 | 市民農園 レンタルファーム開始 |
2007年 | 青年部結成 |
2013年 | ホームページ開設 |
現在 | 生産者46名 青年部16名 |
代表者ご挨拶
私たちの阿見産直センターは、茨城県南地域にあります。学園都市つくば市に近接し、町の北東部は霞ヶ浦に面しております。
霞ヶ浦には自衛隊の武器学校があります(元予科練霞ヶ浦航空隊)。阿見町の人口は約48,000人、中心部は市街地と農村部が混在し周辺は田畑と平地林で起伏のない平坦地です。(田は1,000ha、畑は2,000ha)
遠方に関東の名山筑波山が見えます。
私たちは年々農業者が減る中で「好きな農業で暮らしを続けたい、地域の農業を守りたい」と願っていました。
この望みを叶える方法はこれまでの流通機構にこのまま頼るのではなく、自らが消費者とつながり販売していく産直を行う事だと考えました。これを実現する為には消費者の望む消費者家族の健康を守れる安全で美味しい農産物栽培を行って供給すると決断、13人の生産者で阿見有機農産物供給センターを立ち上げました。(1990年)
2002年に「農事組合・いばらき県南阿見産直センター」として名称を変更し法人化しました。
栽培モットーを「健康な土をつくり、生命力あふれる作物を育て、人の命を育む」として、人と環境にやさしい環境保全型農業に取り組んでおります。
現在正組合員45名、準組合員31名です。直売所を設けていますので、直売所だけに出荷している小規模生産者が多い事が準組合員の人数の多い理由です。
外部取引先はいばらきコープを始め秋田生協、山形生協、福島生協や阿見町学校給食センターです。
農事組合法人いばらき県南阿見産直センター
代表理事 中島悟
放射能対策への取り組み
2011年3月、東日本大震災という未曾有の大災害に見舞われた日本。その後に続いた福島第一原子力発電所事故は、我々の「食」に重大な影響を及ぼしました。
行政は食の安全を確保するために放射能検査を始めましたが、検査検体数に限りがあった中、私達は自分達の生産する農産物の安全を確保するために、
5月26日からいち早く自主検査を実施し、農産物の安全に全力を傾けてまいりました。
米に関しては全生産者全品目を対象に、野菜や果物は品目別地域別に検査を行っております。 (平成25年3月まで、私たちの販売する99品目、350検体に関して、放射性セシウムが基準値を上回ったもの、原木しいたけ、なめこ、たけのこ、 の3品目に関しては出荷を規制し、なおかつ国や県から出荷規制が掛けられていない品目に関しても個別に出荷を規制しております)
現在検査に使用している機械は、ゲルマニウム半導体検出器GC2020であり、検出下限値1.0ベクレル/kgの機能を有しています。
検査は農民連食品文責センターに委託しております。
今後も引き続き、農薬残留検査及び放射能検査を行い、消費者の食の安全のために努めてまいります。